先日、映画「オブリビオン」を観てきた。
「ミッション・インポッシブル」シリーズなどでお馴染みの トム・クルーズ主演のSF映画だ。 アクション映画ではなくSF映画というとちょっと意外な気もするが 彼は以前「マイノリティ・リポート」というSF映画にも主演していた。 あの映画は地味だが質の高い作品で今でも心に残る名作だ。 今回の「オブリビオン」も恐らく古典SFの流れを汲んだ 静かな逸材だろうと思っていた。 初期設定ではすでに異星人による侵略戦争が終わっていて 勝利したが地球は核汚染で廃墟となり、 別の星へ移住するための準備を行なっているところから話は始まる。 エイリアンの残党から施設を守るためのシステムを 地球に残って運営するのが主人公の仕事だ。 何年かの任務期間中は敵による拉致に備え秘密保持のために あえて二重まぶたで過去の記憶は消されている。 そして核による汚染地域を避けながら 細々と管理を続けるのが彼の日常だった。 古典SFというのは、だいたいこういう静かな環境から 話はスタートする(笑) そしてだいたい前提となるこれらの環境が 事件解決の糸口となっているものである。 この作品もご多分に漏れずそういったひとつひとつが 後に重要なファクターとして生きてくる。 なんとなく予想のできたカラクリもあったが 「そう来たか!」と手を叩いてしまいそうになった展開もあった。
by hutae92116
| 2016-04-21 23:04
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